2013年度 卒業研究論文
複数の非協力的なプライマリユーザを考慮した周波数共用方式の基礎検討
鮫島 遥介
近年WiMAX，WiFi，Cellular といった多様な無線通信システムが発展し，無線通信端末が増加する一方で，周波数資源の逼迫が課題となり，限られた周波数帯域の有効活用が必要とされている． そこで現在，他のシステムの周波数帯域を柔軟に二次利用するために，コグニティブ無線技術を用いた無線統合ネットワークにおけるDSA による周波数共用が注目されている．
WiMAX，WiFi 事業者が周波数共用に協力的な場合，非協力的な場合における周波数共用手法が提案されているが， いずれの方式も複数のWiMAX がいる環境を想定した周波数共用手法ではない．
そこで本研究では，複数のプライマリユーザと周波数共用可能なセカンダリユーザを考慮した周波数共用方式を提案し，周波数共用の特性を評価する．具体的には，複数のプライマリユーザが協力的な場合と非協力的な場合についてそれぞれ周波数共用方式を提案し， 計算機シミュレーションによって周波数共用の特性を評価する．
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